【ストレンジャー・シングス】シーズン3ネタバレ感想&あらすじ

ストレンジャー・シングス

※この記事は『ストレンジャー・シングス 未知の世界』シーズン3の重要なネタバレを含みます。まだ観ていない方はご注意ください。


登場人物ざっくり紹介(シーズン3時点)

マイク・ホイーラー
イレブンと正式(?)に付き合い始めた少年。思春期まっしぐらで大人側とちょっとギクシャクする。

イレブン(エル)
ホッパーと暮らすことになった少女。普通のティーンエイジャーとしての生活を楽しみつつ、自分の居場所を探している。

ウィル・バイヤーズ
裏側の世界に翻弄され続けてきた少年。みんなが恋愛モードに入る中、一人だけ“前みたいな冒険の日々”を求めていて孤独を感じる。

ルーカス・シンクレア
マックスといい感じの関係になっている現実派少年。口も達者で、良くも悪くも普通の男子感が増してくる。

ダスティン・ヘンダーソン
サマーキャンプから帰還した発明&オタク担当。謎の電波をキャッチして物語を動かすキーマン。

マックス・メイフィールド
スケボー少女。恋愛でこじらせるイレブンの相談に乗る“女子トーク係”としても大活躍。

ビリー・ハーグローブ
マックスの義兄。攻撃的で危うい雰囲気だったところに、今度は“別の意味で”危険な役割を背負わされる。

ジム・ホッパー
ホーキンスの保安官。イレブンの“保護者”としても、ジョイスへの気持ち的にも、色々こじらせ気味なお父さん枠。

ジョイス・バイヤーズ
相変わらず勘が良すぎる母。今回も「なんかおかしい」といち早く気づき、事件の核心に近づいていく。

ナンシー・ホイーラー
地元新聞社で働き始めた、マイクの姉。職場のおじさんたちの偏見と戦いつつ、真実を掴もうとする。

ジョナサン・バイヤーズ
同じく新聞社で見習い中。ナンシーと一緒に“妙に臭う事件”の取材を始める。

スティーブ・ハリントン
スターコート・モールのアイス屋「SCOOPS AHOY」で働く元人気者。完全に“面倒見のいいお兄ちゃん”ポジションに落ち着いていく。

ロビン・バックリー
スティーブの同僚。毒舌気味で頭がキレる、ちょっと変わった新キャラ。彼女の存在がシーズン3の空気をかなり変えてくれる。

エリカ・シンクレア
ルーカスの妹。口が達者すぎる天才キッズ。ダスティン達の“作戦チーム”に強制加入させられる。

マレー・バウマン
陰謀論者寄りのジャーナリスト。今回も“通訳+変人アドバイザー”としていい味を出す。


シーズン3はどんな物語か、ひとことでいうと

モール開業でにぎわうホーキンスの地下で、ロシア軍が裏側の世界のゲートをこじ開けようとし、その影響で復活したマインド・フレイヤーが、ビリーをはじめ住民たちを乗っ取りにかかる物語。

同時に、

  • マイク&イレブンの“恋愛あるある”
  • ウィルの「もう子どもじゃないの?」問題
  • スティーブ+ロビン+ダスティン+エリカの“スクープス・トループ”チーム
  • ホッパーとジョイスの“あと一歩なのに進まない”関係

など、人間ドラマもかなり充実してます。


ざっくりあらすじ:シーズン3で何が起きたか

① スターコート・モール開業でホーキンスが一気に“都会っぽく”なる

時代は1985年の夏。
ホーキンスに巨大モール「スターコート」ができ、街全体がそっちに吸い寄せられている状況。

スティーブはモール内のアイス屋「SCOOPS AHOY」で働き、
ダスティンはサマーキャンプから戻ってきて早々に再会を喜び、
マイクとイレブンはほぼ毎日のように家でいちゃいちゃしていて、ホッパーはそれに胃を痛めている。

一見かなり平和です。
……表面上は。


② 地下で動いていたのは、ロシアの“とんでも計画”

オープニングからいきなり、ロシアの施設でゲートを開こうとする実験シーンが出てきます。

で、その“続き”が、なぜかホーキンスの地下で行われている。
モールはそのカモフラージュというわけですね。

ダスティンはキャンプで作ったラジオ装置で、
偶然ロシア語の謎の通信を受信してしまい、
スティーブ&ロビン&エリカと一緒にその解読に挑むことになります。

この「真夏のモールの裏で、実は冷戦の亡霊が動いている」という構造が、シーズン3の大枠。


③ マインド・フレイヤー、今度は“人の身体”を乗っ取る

シーズン2でゲートは閉じたはずなのに、
ロシアの実験によって、裏側の世界と現実の境界が再びゆるみ始めます。

その結果、マインド・フレイヤーの一部がこの世界に留まり、
まずはネズミなどの小さな生物を侵食→溶かす→集合させる、という気持ち悪い増殖を始める。

そして最初の“人間の器”として選ばれてしまうのが、マックスの義兄ビリー。

彼はマインド・フレイヤーに乗っ取られ、
ホーキンスの人間たちを次々と集めていく役割を担わされることになります。


④ ビリーが“敵”であり“被害者”でもあるシーズン

今まではほぼ問題児として描かれてきたビリーですが、
シーズン3では一気に「悲劇のキーパーソン」になります。

  • マインド・フレイヤーに身体を乗っ取られる
  • その影響で町の人間に近づき、“仲間”を増やしていく
  • 内側では、子どもの頃のトラウマや母親の記憶に苦しんでいる

ただの悪役ではなく、
“最初からそこに弱さがあったからこそ狙われた人”として描かれているのがしんどい。

クライマックスでのビリーの選択は、
このシーズンを完全に「ビリーの物語」としても見られるくらい強いシーンでした。


⑤ “恋愛モード”と“置いていかれるウィル”

マイク&イレブン、ルーカス&マックス、と
カップルが自然にできてきたことで、ウィルだけがポツンと取り残されます。

ウィルは「また前みたいにゲームやろうよ」と純粋に求めているけど、
マイク達は恋愛や“今風の高校生活”の方に意識が向いている。

この“子ども時代の終わり”みたいな空気とキャラクターの成長を、
超常現象とは別ラインでじわっと描いているところも、シーズン3の良さだなと思います。


⑥ スクープス・トループ結成:スティーブ・ロビン・ダスティン・エリカ

個人的にシーズン3で一番好きなラインはここ。

  • アイス屋店員のスティーブ
  • その同僚で、皮肉交じりに彼をいじり倒すロビン
  • キャンプ帰りのダスティン
  • 図々しさMAXなエリカ

この4人でロシアの暗号通信を解読し、
モールの地下にある“エレベーター兼秘密通路”を発見してしまう。

気づいたらロシア軍の基地に閉じ込められていて、
そこから脱出するまでの流れが、
完全に80年代キッズムービー+スパイもののノリで本当に楽しい。

スティーブがここまで情けないけど頼りになる兄ちゃんポジションに振り切れたのも、このシーズンからだなと感じます。


⑦ ジョイスの“違和感センサー”が今回も働く

一方でジョイスは、
街中の磁石が急にくっつかなくなる現象に気づきます。

普通なら「まあ機械の問題かな」で終わるところを、
「これは何かおかしい」と本気で調べ始めるのがジョイス。

結果として、それが
「ロシアが裏側の世界にアクセスしようとしている」という大ごとに繋がっていく。

ここにマレーも合流して、
ホッパー+ジョイス+マレーの大人組が“ロシア基地潜入編”をやるのも見どころです。


⑧ それぞれの戦場:モール・製鉄所・地下基地

クライマックスは完全に“多面作戦”。

  • 地下基地:スティーブたちがロシアの施設を内部から混乱させる
  • 地上のモール:子ども組がマインド・フレイヤーの本体から逃げつつ、イレブンを守る
  • ゲートのある施設:ホッパーとジョイスがマシンを止めに向かう

マインド・フレイヤーの肉塊的な姿はひたすらグロテスクだけど、
その中心にいる“ビリー”という存在がいることで、
ただの化け物退治では終わらないのがとんでもない脚本の上質さだなと思いました。

そしてダスティンとスージーの「Never Ending Story」ですね。
シーズン3はこの1シーンのためにあると言っても過言ではないです。
これはぜひ本編で見てください。
いやぁダスティン、歌が上手いんですよね。
後で調べてみるとダスティン役のゲイテンくん、実はミュージカル出身
なるほどうまいわけだ。。
しかもレ・ミゼラブルのあの子どもの役。超重要キャラ。
この時点でキャリアがすごい


⑨ ビリーの最期と、“父親”としてのホッパー

ラスト近く、
マインド・フレイヤーに操られているはずのビリーが、
イレブンの言葉と記憶の断片によって一瞬だけ自分を取り戻し、
命を懸けて彼女を守る選択をします。

あの一瞬で、彼が“ただの嫌なやつ”ではなく、
ずっと何かを押し込めて生きてきた人間だったことが強く伝わってきて、シーズン3一番の胸をえぐるシーンでした。

そしてもう一つの大きな別れが、ホッパー。

ゲートを閉じるために、
ジョイスは装置を起動させなければならず、
その場にいたホッパーは巻き込まれる形で消えてしまう。

残されたのは、イレブン宛ての手紙。
そこに書かれている“父親からの言葉”の内容がまた、ずるいくらい泣かせにきます。
ここは全シーズン通して屈指の感動シーンです。
不器用なホッパーが初めてエルへの父親としての想いを語るんですが、とにかくめちゃくちゃいい手紙なんです,,,


シーズン3を見て感じたこと

シーズン3は、とにかく振り幅が大きいです。

  • ポップでカラフルなモールのシーン
  • ロシア地下基地のスパイ映画っぽいノリ
  • マインド・フレイヤーによホラー表現(確かにホラー要素が強いシーズンでもある)
  • 思春期の恋愛あるあると、子ども時代の終わりの寂しさ
  • ビリーやホッパーの“重い別れ”

全部が一つのシーズンの中にぎゅっと詰まっている。

それなのに、変にバラバラにならず、
最終的には“人間の選択と関係性の話”に落ち着いていくのがストレンジャー・シングスらしいなと思いました。

明るい80年代サマー映画を見ているようでいて、
いつの間にかかなり重いテーマに足を踏み入れている。
そのバランス感が、シーズン3ならではの魅力かなと感じます。

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